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2016/09/03
10月に予定しているファストパッキングのトレーニング目的で、白米城跡という近山でテント泊を経験しに行ってきました。
「ファストパッキング」とは、トレイルランニングから由来して、努めて軽量化した荷物(テント・食事などの衣食住)を背負いながら、山を数日間に渡って走り、速くへ移動する事をさします。時間のあまりない人用のコストパフォーマンスの高い縦走みたいなものですね。
平日の仕事の終わった20時30分に、約9kg程の荷物を背負って、家を出発しました。白米城跡までの片道10kmを走っていきます。
なにぶん夜で暗いので、民家が少なくなるにつれ、だんだんと寂しい気持ちになっていきます。
登山道の入り口にある浄眼寺さんも、夜は薄気味悪く感じてしまいます。
山道に入ると、後ろから襲ってくる(ような気がする)お化けや妖怪の恐怖と戦いながら、無理矢理楽しいことを考え、ハアハア息を切らしながら大急ぎで山頂を目指しました。
山頂にでると、雲一つない満天の星空と、松阪の夜景、爽やかな風が出迎えてくれました。お化けがいなくてよかったです。
さっそく、覚えたてのテントを設営。
一人発泡酒を飲みながら愉快な気分にまかせて、初めてのクッカーで作った料理はレトルトのカレーでした。ただ、温めただけです!味も普通でした。
食後はやることが無いので、さっさと就寝・・・。
寝てから気付いたのですが、設営した場所が少し斜面になっており、寝ている間中、マットが足元方向にズレていき、安眠できませんでした。
しかしながら、風がテントをゆらす音、耳元でささやく虫の羽音など、いつもとは違った体験が満足感を高めてくれました。
テントの中が明るくなってきたので、入り口のジッパーを開けると、きれいな朝焼けが出迎えてくれました。僕の腐った心を洗い流してくれる様でした。
このまま堀坂山目指して走っていこうと思ったのですが、家が恋しくなり、記念撮影して一目散に帰宅しました! おしまい。